患者様のご要望に応えるべく、
院長が自ら選び抜いたレーザー機器
従来のQスイッチヤグレーザーによるタトゥー(刺青)除去では、黒や濃紺の1色で描かれたタトゥー(刺青)にしか対応していませんでした。
カラフルなタトゥー(刺青)を除去するには、切除法やアブレーション等の手術による治療しかなく、ダウンタイムも長くなり、仕事などの都合で治療を断念する方も多くいらっしゃいました。
そこで最近注目を集めているレーザーがピコレーザーです。
ピコレーザーのピコとは、Qスイッチレーザーのナノと同じくレーザー光の時間の長さを表す単位です。ピコ秒とは一瞬で、まばたきの速さは平均で100ミリ秒だと言われていますので、1ピコ秒はまばたきの1000億分の1秒になります。
タトゥー(刺青)除去で使用するピコレーザーは主に4種類あります。
ピコシュアー (サイノシュアー社)、ピコWAY (シネロンキャンデラ社)、エンライトン (キュテラ社)、スペクトラピコ(ルートロニック社)。川崎中央クリニックでは、患者様のさまざまなご要望に応えるべく、ルートロニック社のピコレーザー「スペクトラピコ」を日本で初めて導入しました。
スペクトラピコは、従来のQ-スイッチナノ秒レーザー(Q-スイッチYAGレーザーやQ-スイッチルビーレーザーなど)よりも効果が高く、痛み、副作用、治療回数が軽減された全く新しいピコ秒レーザーです。ピコレーザーのうち、4つの波長を搭載しているのは、スペクトラピコレーザーだけです。
自分の意思で刺青を入れた方が刺青に悩み始めるきっかけは、ライフスタイルの変化によるものが多いです。
スペクトラピコレーザーは、ピコ秒=750ps(ピコセカンド)とナノ秒=2ns(ナノセカンド)パルス幅に加え、1064nm、660nm、595nm、532nmの4つの波長を使用することが可能です。これにより今までのレーザーでは破壊できなかった深部の色素や黒・茶色だけでなく、ほぼ全てのカラーの色素を除去することが可能となりました。
光の色は、波長の長さで決まっています。
人が認知できる可視光線は波長が380〜780nmと言われており、色的には紫〜赤の間です。
レーザー照射によるタトゥー(刺青)除去では、色素が入っている皮膚深度にまで必要なエネルギーを到達させる必要があります。単色(黒・濃紺)の場合は、1064nmの波長による照射のみで対応することが可能です。カラーの場合は、タトゥーカラーに対する補色のレーザー光を照射することで色素を除去します。(※ここでは、深度の問題は考慮外とします)
補色とは、代表的な色相を系統的に環状に並べた色相環(※図参照)の対側の色のことです。(緑色の補色は赤色)
レーザー治療では、タトゥー(刺青)の色素に反応するレーザーを照射し粒子を破壊することで、消していきます。しかし、レーザーには波長があり反応しない色素もあります。今までのレーザーが694nm〜1064nmの波長なのに対しスペクロラピコは1064nm、532nm、595nm、660nmの4つの波長を使用することが可能です。そのため多色のタトゥー(刺青)に効果を発揮できます。
2種類のパルス幅でより細かい粒子を破壊。
周辺組織へのダメージが少なく、痛みが少ない、
従来のレーザーはパルス幅※ 10ns(ナノ秒)が限界でした。ナノ秒レーザーでは、500nm-700nmの大きさのメラノソームや2μm(マイクロメートル)のタトゥー(刺青)インクまで破壊が可能です。しかし破壊されたタトゥーのインクなどは更に小さな粒子となり残ってしまいます。今までのレーザー治療ではその残った粒子を破壊することは不可能でしたが、スペクトラピコレーザーでは、2μmの10分の1である200nm(ナノメートル)のタトゥー(刺青)インク粒子や200-400nmのメラニン顆粒も破壊することが可能です。そのため、今までよりもきれいに「タトゥー(刺青)」や「アザやシミ」を消すことが可能になったのです。 (※パルス幅とはレーザー光の出る時間の長さ)
レーザーを1ショット照射する際にどれだけのエネルギー(J)を出せるか(J/Pulse)がタトゥーレーザーとしての生命線。
スペクトラピコレーザーは大きなタトゥー(刺青)インクの粒子を破壊して小さくしてから更にその粒子を破壊することで、タトゥー(刺青)をきれいに除去していきます。
大きかった粒子は砕けるが、これ以上は小さく壊すことはできない。
川崎中央クリニックのスペクトラピコレーザーなら、従来のレーザーで砕けない大きさの粒子を砕くことができます。
スペクトラピコレーザーは照射した周辺組織へのダメージも少なく、1回の治療間隔が短縮、また少ない回数での治療で、高い効果を発揮します。
従来のレーザーでは、刺青除去に6回ほどの治療が必要となっており、治療後4ヶ月ほどの休止期間が必要な為、完了までに2年ほどの期間が必要でした。
スペクトラピコレーザーでは、刺青除去の治療回数が3回程度にまで抑えられており、また治療後の休止期間も2ヶ月で済むため、治療完了までに必要な期間が半年程度で済むように改善されました。
スペクトラピコレーザーの料金です。スペクトラピコレーザーは当院が日本で初めて導入したレーザー機器です。今までのレーザーでは破壊できなかった深部の色素を除去することが可能なピコ秒レーザーです。
施術内容 | 料金 | 備考 |
スペクトラピコレーザー | 22,000円/1cm | 1回の施術の料金です。 |
刺青を除去する場合にお客様が不安に感じる部分は、傷跡が残らないかどうか、満足いく状態まで刺青を無くせるのかどうかだと思います。川崎中央クリニックではピコレーザーなどの傷跡が残りづらい刺青治療方法がございます。またペアリングレーザーの刺青治療は、完全に刺青を除去できるまで再治療を行う保障をしているので、2回目の治療が必要になった場合も治療費は発生しません。ケロイド体質で傷が盛り上がってしまうような場合も保障に含まれる注射で平らに治すことが可能です。
お客様によって刺青の範囲や色、部位などは様々あるため、自身のケースが治療可能な物なのかが気になる方もいるのではないでしょうか。川崎中央クリニックでは5cm大の小さなものからハガキ大以上の大きなものまで幅広く対応可能です。またピコレーザー治療機器を利用すれば、赤・橙・黄・緑・青・紫・茶・黒など全カラーの刺青除去が可能です。治療部位についても、背中や肩など様々な肌の形状で治療できます。
川崎中央クリニックではカウンセリングを通して、お客様の要望に応じた形で最適な刺青切除方法を提案致します。レーザー治療、切除法、アブレーション、皮膚移植など様々な治療手段をご用意しておりますので、他院で刺青除去を断られたお客様も是非一度ご来院ください。
タトゥー(刺青)の「スペクトラピコレーザー」による治療に関するよくあるご質問をご紹介します。
治療前
5回照射 19か月後
治療前
レーザー照射直後